不断桜 子安観音寺 寺家3丁目 鈴鹿市 三重県
天然記念物不断桜 大正12年3月7日 国指定  白子山 子安観音寺
この桜は、里桜の一種で四季を通じて葉が絶えず、開花期も春秋冬に及ぶのが特長です。永禄10年、連歌師紹巴が、東国に下ったときの紀行富士見道記に「白子山観音寺に不断桜とて名木あり」と記され、また観世流の貞亨三年版にある「不断桜」もこの桜をうたったもので古来より全国に有名です。また当山の縁起によれば、天平宝字年中雷火のため焼失した伽藍跡に芽生えた桜と伝えられ本尊白衣観世音の霊験によって咲くとして尊ばれています。なお不断桜の虫喰葉の巧妙な自然の紋様に着目して伊勢型紙が創られたという由来があります。鈴鹿市教育委員会 鈴鹿市観光協会