大井神社跡・鈴鹿駅跡 古厩 関町 亀山市 三重県
「鈴鹿駅(すずかのうまや)」は、大化の改新後、全国に駅制がひかれた折、畿内から東国や伊勢地方に向かう交通の要衝であった関地域に設けられた「駅(うまや)」で、駅馬20匹を常備し、駅舎、厩舎、井戸等の施設が整えられ目印には松が植えられていたとされている。通称「御厩(おんまや)の松」と言われるこの場所は、駅の井戸とされる「都追美井(つつみい)」を御神体とする大井神社の旧跡であることや、また駅の名残りと伝えられる「御厩の松」と呼ばれる松の巨木があったことなどから、この一帯が「鈴鹿駅」跡と推定される。