伊賀上野城 上野丸の内  伊賀市 三重県
上野城の沿革
慶長13年(1608)藤堂和泉守高虎が、伊賀・伊勢の地へ転封、大坂城の豊臣秀頼に対する拠点の城として、慶長16年正月、筒井氏の城を西に拡張、その時日本一高いといわれる高石垣を築いた。 翌17年9月、当地を襲った台風により五層の天守閣は倒壊、大坂夏の陣で徳川方の勝利に終わったので天守閣の再建はされなかったが上野城は伊賀国の城として存続、城代家老が置かれて明治まで存続した。 今の天守閣は昭和10年(1935)10月、地元の名士川崎克氏により復興、伊賀文化産業城と称した。 天守閣一階には甲冑・武具・伊賀焼を展示、二階には天守閣復興者川崎克氏の書画や伊賀焼・藩主藤堂家の調度品などを展示。 三階には横山大観をはじめとする有名人の書画46点の大色紙が格天井に飾られている。