弥勒寺は、修験道の開祖・役の行者により7世紀ころ草創され、弥勒菩薩は弘仁年間(810〜824年)空海が奥羽巡錫の折り安置したと伝えられる。長徳年間(995〜999年)に再建され、山号を長徳山弥勒寺と号す。弥勒菩薩(如来形)坐像(昭和28年8月24日県指定)は、仏師春日の作、脇仏・阿難尊者立像は運慶、迦葉尊者立像は湛慶の作と伝えられる。宗派は真言宗智山派。毎年8月15・16日には、弥勒尊大祭が盛大に開催されている。  平成5年3月31日  中田町教育委員会

  弥勒寺 中田町上沼 登米市