村田家 河崎2丁目 伊勢市 三重県
雑貨問屋「角仙」の本宅。角仙の創業は寛延3年(1750)で代々河崎の年寄衆を務めた旧家です。当主は9代目。かつては16棟もの蔵を持っていました。現在でも蔵が6棟あり、そのうち4棟が再生活用されています。母屋の建造は昭和4年(1929)で、母屋と蔵が並ぶ典型的な河崎の商家の形を示しています。切り妻妻入りの外観も細部にわたり河崎の特長がよく現われています。屋根の形は「直ぐ」、隅蓋はガマ蛙の背中に乗った仙人です。 NPO法人伊勢河崎まちづくり衆