加賀街道と松並木 国府/加賀町 上越市 新潟県
ここは上越地方にわずかに残っている加賀街道です。 また道の両側の枝ぶりのよい松は当時の松並木です。昭和10年ころは100本以上も数えられたという松並木も今は20数本しかありません。加賀街道は江戸時代、北陸と江戸をむすぶ大切な公道で、正しい名称は北国街道と言います。だから加賀百万石の殿様や北陸の大名達は特別のことがないかぎり、この街道を通って参勤交替をしなけれぱなりませんでした。 大勢の家来をつれた大名行列が通ったり、たくさんの旅人達も賑やかに通ったことでしょう。 街道の管理を高田藩がしたので、松並木は高田藩が植えたものと思われます。松の多くは樹齢170〜200年くらいです。