林泉寺 中門前1丁目 上越市 新潟県
明応6(1497)年、上杉謙信公の祖父越後守護代長尾能景公が、父重景公の十七回忌にあたり、越府鎮護の古寺址を浄め、長尾氏の菩提所として建立された、曹洞宗の名刹。開山は名僧曇英恵応禅師。以来その法嗣が代々相続して行き、謙信公は六代天室光育、七代益翁宗謙に学んで、帰依あつく、隆盛を極めました。春日山は越府の要害として長尾氏が居館を構えて守り、山下のここ林泉寺は、府内守護上杉氏の菩提所至徳寺(臨済宗)と並んで、共に栄えたが、林泉寺は法灯絶えることなく、今にその歴史を語りかけています。