旧春日新田宿町並み  春日新田1丁目 上越市 新潟県
慶長19年(1614)高田城の築城により、福島城は廃城となり、多くの施設が高田へ移りました。それ以後、高田を起点とした街道が設けられ、稲田大橋を渡って稲田から富岡・藤野新田・下門前・春日新田へと通じていました。さらに佐内・黒井に通じる北国街道の重要な拠点である春日新田には宿場がありました。宿場は、幕府の指定した場所に限られ、勝手に旅人や荷物の運搬をすることや、茶屋や旅館営業も禁止されていました。春日新田には本陣(間口8間=14.4m)をはじめ、旅籠が6軒、角の茶屋・中の茶屋・蔵番などの名前が残っています。また、道路上に井戸がいくつかあって、馬つなぎ場もつくられていました。  平成5年 上越市