上:仁王門  下:大日堂(金堂)
乙宝寺の創建は,天平8年(736)聖武天皇の勅願により、行基菩薩と婆羅門僧正の二人が開山したと伝えられる。 「今昔物語」「古今著聞集」などにこの寺にまつわることがしるされている。 本堂に向かって右手前に立つ三重の塔は,村上城主・村上義明が願主となり、慶長19年起工元和6年(1614〜1620)に完成した。昭和266〜28年解体修理し往時の姿に復元された塔は純和風で、歳月を重ねた木肌の美しさと荘重かつ均整のとれた構えは周囲の老杉と調和して、国の重要文化財としての風格を示している。
乙宝寺 乙 胎内市 新潟県