西生寺弘智堂 寺泊野積 長岡市 新潟県
西生寺と弘智法印即身仏
西生寺は天平5年(733)に僧行基が開いた真言宗智山派の古刹である。古くは親鸞聖人も止錫した(恵信尼消息)と伝えられ、樹800年の大銀杏は寺泊町文化財に指定されている。広い境内の一角に建つ弘智堂には、貞治2年(1363)に入定した弘智法印のミイラ仏が安置されている。弘智法印は下総国匝嵯村(八日市場市)の僧で、各地での修行を経てこの地で即身仏になったという。  (新潟県・長岡市)