街道の東側に見える小山が「茶塚」。「茶塚」に登ると墓地の奥に地蔵尊がある。子育て地蔵と言って、子供の風邪・疸・歯痛・耳痛などをお祈りするとなおるという。
街道の往来が激しかった江戸時代この茶塚は三根山藩の曝場で罪人を船戸境の稲場で処刑(打首)しその首を三・四日間、道端の曝し台に上げて諸人のみせしめにしたという。茶塚の前には、
嘉永二年(一八四九)建立の庚申塔がある。また、ここは三根山藩藩庁裏から堀を隔ててわずか2〜3百mの地点で、戊辰戦争の折、寺泊方面へ出兵する庄内兵が通過の際、ここから大砲を向け「同行せよ」と迫ったところでもある。
茶塚・庚申塔 福井 西蒲区 新潟市 新潟県