旧中村家住宅 中歌町 江差町 檜山郡 北海道
旧中村家は、江戸時代から日本海沿岸の漁家を相手に海産物の仲買商を営んでいた近江商人の大橋宇兵衛が建てたものです。家屋は、当時江差と北陸を往復していた北前船で運んできた越前石を積み上げた土台に、総ヒノキアスナロ(ヒバ)切妻造りの大きな二階建て。さらに母屋から浜側まで文庫倉、下の倉、ハネダシまで続く通り庭様式で、当時の問屋建築の代表的な造りとなっています。