気賀は、天正15年(1587)本田作左衛門によって宿と定められ、東海道本坂通(姫街道)でもっとも重要な宿場となり、本陣は中村家がつとめました。 本陣とは、江戸時代の宿場に置かれた、大名、公家、幕府役人など貴人のための宿泊施設です。宇布見村(現在の雄踏町)の中村家は、徳川家康の次男秀康が生まれた家として知られています。 中村家の次男与太夫は、本田作左衛門の世話で気賀の代官となり、これが後に気賀宿本陣中村家となりました。 中村家は代々与太夫を名のり本陣として栄えました。 平成6年10月1日 細江町教育委員会 |