姫街道松並木 葵東3丁目 浜松市中区 静岡県
この街道を姫街道と呼ぶようになったのは、おそら<江戸時代に入り、特に婦女子の道中が多くなったためであろうといわれている。 現状は約3kmに及ぶ街道の一方に松並木があり、今なお昔の街道を思わせる風情を残している。 (伝来)奈良時代には、畿内七道諸国の道に果樹を植えて飢渇に備えたこともあったが、並木が全国各地に植えられたのは江戸時代になってからで、多くは松を用いた。一説にはこの松並木は当時の旅人を楽しませ、夏は休息のための木陰を与え、冬は積雪を防いだといわれている。 江戸時代に並木が整って街道が美観を呈したのは、時の幕府がその保護に留意したからであるといわれている。 浜松市教育委員会 昭和34年12月19日市指定史跡
「姫街道」は、「東海道」より古い街道で、「本坂道」とも呼ばれていました。姫街道の松並木は、現在は葵東の追分交差点付近から葵西、花川町、大山町まで3.8kmにわたり、200本あまりのクロマツとアカマツが残っています。  平成22年6月 姫街道の松並木をを考える会「姫まつ倶楽部」・浜松市文化財課