伊達藩の尿前境目番所であった、間口40間、奥行44間、面積1760坪、周囲には、切石垣の上に土塀をめぐらし、屋敷内に長屋門・役宅(187坪)厩・土蔵等10棟が建っていた。この関を中心に尿前宿もあった。元禄2年(1687)芭蕉と曽良が行脚の途「関守にあやしめられて漸として関をこす」と、「奥の細道」に書かれているように、取締りの厳しい番所であった。
尿前の関跡 尿前 鳴子温泉 大崎市 宮城県