鯨塚 竜島 鋸南町 安房郡 千葉県
勝山藩酒井家の分家で竜島の殿様(3000石)と言われていた旗本酒井家の弁財天境内に、鯨を解体する出刃組が1年に1基の供養碑を建てました。ここには120基ほどあり堤ケ谷石(地元の石)で作ってあります。風化したため70基ほどは埋めてしまい、現在52基。鯨塚は供養碑・祈願碑でありクジラの墓ではありません。弁財天は水神であり、財産を司る福神です。碑の大きさにより捕鯨数が分かると言います。一頭で油は26〜7樽(一樽45kg)赤肉は60樽程度。日本の鯨塚の中でも一番多い。南房総観光圏整備事業