弁天町の木更津会館(見番) 富士見2丁目 木更津市 千葉県
江戸時代から房総の海の玄関口として栄えた木更津には様々な文化が流人し、その中で「木更津芸者」と呼ばれる芸妓(げいぎ)が生まれ育ちました。 芸妓とは日本舞踊や三味線などの伝統芸を披露し、宴席で花を添える伝統芸能者です。 この芸妓と宴席との取次や代金の精算をする事務所兼稽古場の役割を果たしたのが見番(けんばん)で、昭和4年の鳥瞰図には「二業組合jと記されています。現在の「木更津会館」は昭和30年に建てられたもので、千葉県内に残る唯一の見番であり、「木更津芸者」の伝統と文化を守り続けるために「木更津芸寮組合」のもと、踊りや小唄の稽占場として使われています。