諏訪神社 浜野町 中央区 千葉市 千葉県
諏訪神社の由来は、社伝によると室町時代後期の大永元年(1521)に上総国市原郡養老庄の領主村上周防守義清が、信濃国の上・下諏訪神社を領内に勧請しようと重臣、神官を遣わし、神璽・神鏡などを奉じての帰途浜村(今の浜野町)に宿泊したとき、村人がこれを奇縁としてこの神を勧請し、祀ったのに始まるという。祭神は建御名方命で武神、風雷の神とされる。 創建当初の社殿は不明であるが、江戸時代の中期元禄13年(1700)奉納の石鳥居があり、延享4年(1747)社殿新造遷宮、寛政2年(1790)本殿拝殿修造、天保11年(1840)本殿拝殿修造など何度も行なわれたことが記銘から知られる。かつては境内は松が鬱蒼と茂っていたというが、明治16年(1883)8月の落雷で社殿とともに焼失した。現在の社殿はその後数次に渡り再建されたものである。 宝暦5年(1755)の「浜野村澪絵図」には諏訪大明神として描かれており、当時の様子がうかがい知られます。平成14年3月  千葉市教育委員会