秋葉・昆陽神社 幕張町4丁目 花見川区 千葉市 千葉県
左:秋葉神社由来
建立は不詳。通称権現様。古来よりの地名に権現山、権現町と称し親しまれた名残がある。享保年間に信仰の厚い氏子より土地を寄贈され現在の地に移る。江戸時代、境内地に昆陽神社を据える。
右:昆陽神社由緒
祭神 青木昆陽
江戸時代の蘭学者、甘藷栽培につとめた。昆陽は八代将軍吉宗に仕え、享保の大飢饉の翌年、江戸小石川の薬草園に甘藷を栽培、数か所で試作し成功したのが馬加(幕張)村だった。その後、幕府により各地に甘藷栽培が広まる。以後、全国の何万人という人々を飢餓から救った。
由来 青木昆陽没後、天明の飢饉が起きた。甘藷栽培を始めて約40年後のことで、馬加村ではこの大飢饉にもかかわらず、一人の餓死者も出さなかったといわれている。そして昆陽は芋神さまとして敬われ、弘化3年(1846)秋葉神社境内に祀られた。<道を隔てた千葉市用地に「昆陽先生甘藷試作之地」碑が建つ>
平成19年4月吉日  幕張商店連合会  千葉幕張メッセライオンズクラブ